新江62系統と練48系統

今日(4月1日〔月〕)、西武バスが都営・新江62系統と同ルートを、練48系統として運行を開始しました。
形の上では新規開業となっていますが、実質的には約40年ぶりのカムバックとなります。
それを理解してもらうため、新江62系統のルーツを以下に記します。

1959年3月1日 
 〔都営132系統〕西武バスと共管。大泉学園駅〜練馬区役所〜江原町二丁目(現・新江古田駅)〜中井駅〜東中野駅〜中野坂上〜新宿駅西口間が開通。

1972年11月12日 
 新系統番号化により「宿62系統」となる。

1973年6月10日 
 西武バスが撤退、都営単独で運行。

1997年12月19日
 大江戸線の新宿延伸に伴い、大泉学園駅〜新江古田駅に短縮。「新江62系統」となる。

2003年4月1日
 練馬駅北口バスターミナルに乗り入れ。(練馬駅通り〜桜台駅通り間のルート変更)

2013年4月1日
 西武バスが「練48系統」として、「新江62系統」と同ルートを運行開始。

以前の当ブログでも触れましたが、練48系統の運行開始に伴い、新江62系統は本数が激減し、免許維持路線の如き状況になってしまいました。

この日、そのような変化を取材すべく大泉学園駅北口に赴きました。


 8時55分発 練48系統「練馬駅北口」行き

     A5-56 練馬200 か 13-29 PK-JP360NAN(日産 / 西工) 2005年式
d0242629_22431362.jpg
この便を撮り逃がすと、次の練48系統の「練馬駅北口」行きは11時55分発までありません。


 9時35分発 新江62系統「練馬駅」行き

     D-H227 練馬200 か ・5 09 KL-HR1JNEE(日野) 2001年式
d0242629_2355763.jpg
行き先表示は「練馬駅(都営大江戸線)」となっています。
新江62系統の「練馬駅」行き自体、1日3本しか見られないレアな存在となりました。
撮影したのは、その最初の便です。


 お 知 ら せ

d0242629_23193420.jpg
都営・新江62系統と同じルートを走るものの、運賃が異なる旨が書かれています。
ちなみに、都営は大人200円となっています。
更に、定期券の共通取り扱いには対応しておらず、この点でも利用者は少なからず戸惑うのではないでしょうか。


 10時10分発 練48系統「新江古田駅」行き

     A2-824 練馬200 か ・6 53 KL-JP252NAN(日産 / 西工) 2002年式
d0242629_2337655.jpg
練48系統の「新江古田駅」行きは、1日2本しか見られない更にレアな存在です。

バスの待ち時間の合間に寄り道しました。
大泉学園を訪れて、この時季にここを避けては通れないでしょう。


 大泉学園通りの桜並木  (学園橋〜西武バス整備工場前)

d0242629_23502952.jpg
見頃は過ぎましたが、久しぶりにまずまずの天候となり、なんとか間に合いました。


 11時10分発 新江62系統「新江古田駅」行き

     D-H227が再びやって来ました。
d0242629_2357290.jpg
最もレアな存在となったのが、1日1本だけの新江62系統の「新江古田駅」行きです。
この便に乗車して終点を目指しました。


 目白通りを行く

d0242629_081065.jpg
かつては、眼前の西武池袋線とは上下が逆でした。
去る2001年3月3日の終電後から、翌4日の初電までの僅かな時間で上下を入れかえる「逆立体化工事」が行われ、現在に至ります。


 車内案内表示器

d0242629_0191155.jpg
練馬駅前に停車中に撮影しました。
駅のロータリーでは何人もの人が、このバスにカメラのレンズを向けていました。


 新江古田駅前(降車場)にて

d0242629_024394.jpg
ここまで乗り通したのは、私と2人の子供を連れた母親の計4名でした。
この後、練馬駅前までのんびりと歩いて向いました。


 練馬駅北口にて

     A5-56(大泉学園駅北口で撮影した車両です)
d0242629_0363372.jpg
12時45分発の便です。


〔事のついでに撮影〕
 白61系統「練馬駅」行き  (桜台駅〜練馬駅)

     F-R641 練馬200 か 18-91 PKG-KV234L2(日野 / J-BUS) 2007年式
d0242629_0532780.jpg
この日(4月1日)より、1時間に1本の割合で練馬駅まで足を伸ばすようになりました。


 新江古田駅前(乗り場)にて

d0242629_0591639.jpg
やって来たのは、またしてもD-H227で、乗務員も同じ方でした。
ここからの出発便は、新江62系統の1本と練48系統の2本の計3本となり、ますます寂しい状況となってしまいました。
14時05分発のこの便に乗車したのは、私を含めて2名でした。

終点まで乗り通しましたが、練馬駅〜大泉学園駅間については、平日の日中としてはまずまずの利用状況に思えました。
その一方、新江古田駅〜練馬駅間の先行きが益々気になります。

《追補》 2013年4月6日
新江62系統並びに練48系統の運行時刻を以下に列記します。平日のみですがご参考までに…。

◎大泉学園駅北口発 練馬駅北口 / 新江古田駅 行き
  黒字:練48系統  青字:新江62系統  斜字:新江古田駅行き
【平日】
6:40 / 7:15 / 8:10 / 8:55 / 9:35 / 10:10 / 11:10 / 11:55 / 13:28 / 14:10 / 14:58 / 15:45 / 16:15 / 16:50 / 17:55 / 18:40 / 20:40 / 22:00(終)

◎練馬駅北口発 大泉学園駅北口 行き
  黒字:練48系統  青字:新江62系統  斜字:新江古田駅発の便
【平日】
6:32 / 7:30 / 8:15 / 8:50 / 9:25 / 10:30 / 11:12 / 12:45 / 13:25 / 14:17 / 15:03 / 15:30 / 16:05 / 17:10 / 17:52 / 20:00 / 21:20(終)

《追補その2》 2013年9月17日
既にご存知の方も居られるかも知れませんが、今月末日限り新江62系統は廃止されることになりました。
詳しくはこちらにアクセス願います。
それにしても、4月1日のダイヤ改正から丸6ヶ月で…。
果たして、廃止分は練48系統に引き継がれるのでしょうか?
現時点では、西武バスからのコメントはありません。
新江古田駅〜練馬駅間がどうなるかも含め、気になるところです。

《追補その3》 2013年9月20日
宿62系統当時の懐かしい写真を披露させていただきます。
カラープリントをスキャンしたものであり、不鮮明さがある点はご容赦を。

  下屋敷付近を行く宿62系統・新宿駅西口行き    1984年12月15日
   (以前に、カット写真として短期間披露したものです。)

    F-Z627 練馬22 か 18-61 4R105(日産 / 富士重) 1972年式( 2014年10月14日 追記)
d0242629_2155845.jpg
  2サイクルエンジンを轟かせて走った4R105も、今や遠い思い出の彼方に。 

by tane_mackey | 2013-04-02 01:37 | 路線バス | Comments(2)

Commented by tane_mackey at 2016-04-16 23:37
112142様、コメントありがとうございます。
慌てて西武バスのWebサイトで事実であることを再確認しました。それにしても、練48が発足してから3年目にして、半数近くまで減便されてしまうとは…。
4R105が健在だった頃の都営・宿62時代には、日中でも1時間辺り2〜3本程度は運行されていました。
短縮(新江62)となって以降は没落が顕著で、2013年10月1日に廃止。同年4月1日より運行の練48も、早くも存廃が取り沙汰される状況になろうとは…。
練馬駅に乗り入れるようになった都営・白61系統が、更に延長して再び大泉学園駅まで乗り入れる ― 可能性は限りなくゼロに近い妄想ですね。
Commented by tane_mackey at 2016-04-17 19:14
112142さん、たびたびのコメントありがとうございます。
4R105について改めて調べて見ました。画像のF-Z627(練馬車庫所属)は、撮影の翌年の1985(昭和60)年6月に除籍となりました。なお、この情報は「都バス資料館」様の資料によるものです。
蛇足ながらこの資料によると、最も遅くまで残った4R105はU-Z626(今はなき今井支所所属)で、1987(昭和62)年2月に除籍となりました。三方ロングシートでラッシュ時の詰め込みが効いたのが、遅くまで残った理由ではないかと思います。