なぜ、夜、無灯火で自転車を走らせるのですか?

 最近、私が常々疑問に思っていることがあります。それが、この投稿のタイトルでもある「なぜ、夜、無灯火で自転車を走らせるのですか?」と言うことです。
 夜、無灯火で自転車を走らせる人の心理とは如何なるものなのか、気になって仕方ありません。暗がりから無灯火の自転車がいきなり現れて、ギョッとさせられた経験は、一度や二度ではありません。

 「自転車」「無灯火」をキーワードにネット検索をしていると、本田技研工業㈱の公式サイト内のトラフィック・マナーのコーナーに、私の疑問と同じ問いかけのコラムがありました。以下に引用したものを紹介させて頂きます。


 本田技研工業㈱の公式サイトより
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 このコラムは、自動車のドライバーの立場で書かれたものですが、歩行者対自転車、自転車対自転車でも一緒だと思います。

 無灯火運転する理由として
  ①ライトを点けていなくても、自分は相手に見えている。
  ②自転車のライトは光量が少ないから、点けても点けなくても同じ。
  ③街灯が明るいところでは、点ける必要がない。
  ④ペダルが重くなる。
と言った理由が挙げられています。

 ①は「〜だろう」「〜のはず」と言う、完全な思い込みです。 交通事故や労働災害が起きる最も多い要因が、これらの思い込みによるものです。
 仮に、あなたが夜目が効く人であっても、全ての人があなたと同じ能力とは限りません。ひょっとしたら、あなた自身は「見えているようで見えていない」若しくは「見ているようで見ていない」状態に陥っているかも知れません。

 ②は、自転車のライトの本来の目的が判っていないのかも知れません。確かに自動車のヘッドライトのように、遠くを照らす能力はありませんが、点けることで自分の存在を周囲に認知させることが出来るのです。また、すぐ前方の路上の障害(凹凸や落下物など)を発見しやすくもなります。

 ③は一理あるようにも思われますが、一見煌々としているようでも「明るさの死角」は日中よりは遥かに多いので、点けていることに越したことはないでしょう。

 ④は、毎日続けることで慣れて、徐々に脚力も付いてきます。毎日ランニングをするよりはずっと楽で、足腰への負担も小さく済みます。
「どうしても…」と言うのであれば、最近は自動点灯機能の付いた自転車もありますし、電動アシスト付き自転車にしてもいいでしょう。自転車には乗らないの選択肢もあります。

 「無灯火運転は法律違反」だからの押し付けからでなく、相手を思いやることで自分自身も守れる観点から、無灯火運転はやめるようにして欲しいものです。

 もしも、日頃から色々と理由をつけて無灯火運転を正当化しているあなたが、同じように無灯火運転をしている自転車により事故に遭ってしまったとしたら、どのような感情を抱くでしょうか?事故に遭ってしまったのが、あなたの最愛の人だったらどうでしょうか?

 余談ですが、小学生が運転する自転車による人身事故(被害者は意識不明の重体)の損害賠償請求の裁判では、保護者に9,500万円の支払いを命じる判決が出されました。
 更に「ながらスマホ」運転による人身事故死亡事故も起きており、それも両耳にイヤフォン、しかも無灯火運転となると、なんともやり切れない気になります。運転者(加害者)に対しては「因果応報」という他ありません。

 「たかが自転車」「たかが無灯火」と侮っていると、大きなツケを背負うこともあるのです。

《追伸》 2018年8月25日
 上記の茶文字部分について、加筆並びに字句の訂正を行いました。

by tane_mackey | 2013-07-05 00:02 | 時事・社会 | Comments(0)