今声をあげる時 — 『秘密保護法案』反対!

以前にも当ブログにおいて、『秘密保全法』について取り上げました。
その際に、反対する立場でパブリックコメントを送った事も紹介しました。

『特定秘密保護法』の略称としては『秘密保全法』、『秘密保護法』があります。
今国会で審議中である事を鑑みて、以降の文章では主に『秘密保護法案』の呼称を用います。

『秘密保護法案』の曖昧さ故の、危険な本質が浮き彫りになるにつれ、著名なジャーナリストたちが法案に反対、あるいは危惧する立場で立ち上がりました。


しんぶん「赤旗」日曜版 2013年11月17日号 第1面より
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去る11月11日の記者会見で、鳥越俊太郎、金平茂樹、田勢康弘、田原総一朗、岸井成格、川村晃司、大谷昭宏、青木理の8氏が顔を揃えました。

以下に、各氏のコメントを紹介致します。(しんぶん「赤旗」日曜版 2013年11月17日号より一部を抜粋しました。)

☆鳥越俊太郎さん
『3点セット(※1)』で日本を戦争出来る国に変える — ということが、この法案の背景に横たわっている。そのことをちゃんと見抜いて反対していかなくてはならないと思う。今国会で廃案にすべきだ。

☆金平茂樹さん
今は、息苦しい世の中だ。自由に論じる空気を封じることに体を張って止めなければいけない。修正ではなく、廃案にすべきだ。

☆田勢(たせ)康弘さん
(安倍)政権の体質を見ていると、間違いなく拡大解釈してくるだろう。これほど初めから危ない法案はない。何としても、つぶさないといかんと思う。

☆田原総一朗さん
(法案では)マスコミが取材できなくなる。もう一つは(秘密を)チェックする機関がない。国会が国権の最高機関だがチェックできない。さらに内閣が承認したら永遠に公開しない。こういうバカバカしい法律はあってはならない。

☆岸井成格(しげただ)さん
(法案は)何でも秘密にできる構造になっている。(秘密指定の)検証の手段もまったくない。常識的には当然、廃案になるべき天下の悪法だ。

☆川村晃司さん
(法案)全体の構造が「よらしむべし、知らしむべからず(※2)」と感じる。とりわけメディアの萎縮が懸念される。「著しく不当な方法」の取材でなければ「正当」というが、誰が判断するのか。

☆大谷昭宏さん
一番怖いのは、(共謀、教唆、扇動の処罰を定めた)24条だ。取材すべてが24条でひっかけられる。とてもじゃないが、こんな法案は通せない。国会の議員が、官僚の指定した秘密を漏らせば懲役5年。こんな立法権を侵す法律はどこにあるのか。

☆青木理(おさむ)さん
この法案は「テロ対策」であれば「特定秘密」に指定できる。公安警察情報のほとんどがそうなりなねない。原発の警備も「特定秘密」にされると、原発を撮影し、警備の警察官が写っていたら「秘密漏えい」にされる恐れがある。メディアは臆病にならずにもっと声を上げるべきだと思う。

これは、単にメディア(マスコミ、ジャーナリスト)や、職務上知り得る立場の人たちだけの問題ではありません。

もし法案が可決・成立してしまうと、例えば個人的に行っているブログやFacebookやTwitterさえも監視あるいは検閲され、もし法律に触れると判断されれば、削除されるだけならまだしも、処罰の対象にされかねません。
(とある大国では、現実におこなわれています。)

自由にインターネットにアクセスする事も、出来なくなる可能性もあります。

メディアに対して不信感を抱く人たちが、少なからず存在することは事実ですが、一方で「これほどの法案なのに、世の中があまり騒然となっていない」現状にメディアが危機感を抱き、こうして立ち上がった事実をリアルに見るべきでしょう。

かの大戦時の「治安維持法」の下では、自由な言論は封じられ、国民の知る権利は著しく制限されていました。
ある意味、全ての国民が「無知にして従順」であることが求められたのです。

差し迫った状況を見るにつけ、「沈黙は金」と悠然と構えてはいられません。
だからこそ、こうしてこのブログを投稿し、紹介したのです。


国民の目・耳・口塞ぐ 『秘密保護法案』 断固廃案に!


(※1)3点セット…国家安全保障会議(日本版NSC)、特定秘密保護法、集団的自衛権行使の3つを指す。

(※2)よらしむべし、知らしむべからず…人民は為政者の定めた方針に従わせることはできるが,人民すべてになぜこのように定められたかという理由を知らせることは難しい,という意。

by tane_mackey | 2013-11-17 14:56 | 政治・経済 | Comments(0)