駅で、町中で「二宮金次郎」増殖中

二宮金次郎と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、このような像ではないでしょうか。
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かつては、各地の小学校などに銅像や石像が建てられましたが、太平洋戦争の際の金属供出により、少なからず失われました。
戦後も石像はそのまま残り、あるいは残った台座にコンクリート像や銅像が再建されました。
しかし時代が移り変わる中で、薪(たきぎ)を背負って本を読みながら歩いたとされることが、事実として確認出来ないことと相まって、このような真似をすることによる事故に遭う危険性が取りざたされ、校舎の立て替えの際や破損により撤去され、だんだんと数を減らしています。

昨今、社会問題としてクローズアップされているのが、スマートフォンや携帯電話を操作しながら歩く行為で、これらは総称して『歩きスマホ』と呼ばれています。
電柱や塀にぶつかる、人同士が鉢合わせするのはまだ可愛いほうで、階段や駅のホームから転落したり、電車と接触するなどして命が失われる不幸な事故も起きています。

各携帯電話会社、鉄道会社、警察はこれに危機感を募らせ、「歩きスマホは危険なので止めましょう」と言った啓蒙活動や、取り締まりが行われています。


  〔一例〕西武鉄道の駅構内ポスター
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しかし、駅構内でも町中でも現代の二宮金次郎を目撃しない日はなく、むしろ日々増殖しているようです。

実際にこれらの人たちのなかで、『歩きスマホ』で寸暇を惜しんで勉強をしていると言える人は、果たしてどのくらいいるのでしょうか?
仮にそうであったとしても、少なくとも私から見れば賢い行為とは思えません。
何故ならば、集中すればする程画面に釘付けとなって周りが見えなくなり、あるいは周りの音にさえ無頓着になり、自らが事故に遭うだけに止まらず、他人を巻き添えにする可能性さえあり得ます。

「自分は大丈夫」と胸を張って言える方がいたら、是非その根拠を聴かせていただきたいものです。

もっとも、仮にそれを拝聴したとしても、私は「危ないと思うことはしない」ことに変わりはありません。

自分のために、他の人のためにも、『歩きスマホ』は慎みましょう!

by tane_mackey | 2014-03-13 01:20 | 時事・社会 | Comments(0)