この路線の将来は?西武バス・泉38系統

 2019年4月13日。大泉学園駅北口長久保間を運行している西武バス・泉38系統の取材を行いました。

大泉学園駅北口

     A5-90 練馬200 か 14-12 PB-RX6JFAA(日野 / 日野) 2005年式
d0242629_22513721.jpg
リズモ大泉学園に隣接するバスターミナルの1番乗り場より出発します。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * *  

 泉38系統に使用されている車両は、現在は『リエッセ』の愛称を持つ日野自動車製のマイクロバスに限定されています。マイクロバスながら前・中2扉、リアエンジン・リアドライブ方式を採用しており、中扉にはリフトを装備しています。

     A5-90(同上)              長久保
d0242629_23065000.jpg
 小型で小回りが効くことや、ワンマン機器の取り付けがしやすいことから、コミュニティーバスに多く用いられました。2011年を以って『リエッセ』は製造が終了し、現在同形態の車両はどのメーカーも製造していません。

 実は、そのことが泉38系統の去就にも大いに関わっているのです。
d0242629_23431537.jpg
西武バスの公式ウェブサイトより引用(スクリーンキャプチャー)しました。

 要約すると「泉38系統で使用している小型車両(リエッセ)が経年化しているものの、それに代わる車両がなく、やむなく減回させるに至った」と言うことになります。

 この日の実際の取材は、大泉学園駅北口→長久保間の往路のみ乗車し、復路は徒歩でルートを遡るように探索を行いましたが、以降では先ず大泉学園駅北口を起点に乗車区間のルートとバス停を紹介し、次いで復路のルートと未乗区間のバス停を紹介します。
d0242629_17434343.jpg
d0242629_17440800.png
妙 延 寺 前
d0242629_17461933.jpg
d0242629_17440800.png
 東映通り入口
d0242629_17495956.jpg
泉38系統は、この東映通りを行き来します。右手が妙延寺大泉学園駅北口方面です。
d0242629_17440800.png
 東映通りを行く

   A0-452 練馬200 か 22-96 BDG-RX6JFAA(日野 / J-BUS) 2010年式
                    泉38系統    東映撮影所前妙延寺
d0242629_18522348.jpg
 左手にはT.ジョイSEIBU大泉、右手の手前が東映アニメーションミュージアム、その奥には西友リヴィンオズ大泉が建ち並んでいます。 
d0242629_17440800.png
東映撮影所前

     A2-669 練馬200 か 26-15 QKG-MP37FKF(三菱ふそう / MFBM) 2012年式
                    泉39-1系統
d0242629_19002096.jpg
d0242629_17440800.png
 東映東京撮影所前を行く

     A8-262 練馬200 か 18-71 PDG-RM820GAN(日産D / 西工) 2008年式
                    石02系統     東映撮影所前三原台中学校
d0242629_19071703.jpg
d0242629_17440800.png
 東映通り東交差点
d0242629_19115369.jpg
 泉38系統東映撮影所前大泉北中学校入口間は、往路と復路ではルートが異なります。長久保行きは、この交差点を直進して三原台中学校、比丘尼交差点を経由するのに対し(黄色のルート)、復路は大泉町六丁目びくに公園入口を経由し、この交差点を右折して大泉学園駅北口に赴きます(オレンジ色のルート)。
d0242629_17440800.png
三原台中学校
d0242629_19312010.jpg
バス停のポールは国際興行仕様で、西武との共用となっています。

d0242629_19425746.jpg
 東京外かく環状道路事業による工事が進行中。大泉JCT〜東名JCT間は大深度地下を活用した方式での工事であり、開通時期は未定となっています。
d0242629_17440800.png
d0242629_10201088.jpg
長久保行きは、奥の比丘尼交差点を左折します。
d0242629_17440800.png
d0242629_10245912.jpg
 長久保行きは黄色のルートで、大泉学園駅北口行きはオレンジ色のルートで、この無名の交差点を通行します。なお、大泉学園駅北口行きのルートは後で紹介することとし、先ずは長久保までのルートを辿って行きます。
d0242629_17440800.png
大泉北中学校入口
d0242629_10391435.jpg
d0242629_17440800.png
 大泉四丁目交差点
d0242629_10424110.jpg
泉38系統は、黄色のルートでこの交差点を通行します。
d0242629_17440800.png
大泉桜高校
d0242629_10470648.jpg
d0242629_17440800.png
大泉学園小学校入口
d0242629_10503427.jpg
d0242629_17440800.png
 大泉学園小下交差点
d0242629_10542819.jpg
 泉38系統は、黄色のルートでこの交差点を通行します。この交差点より大泉学園八丁目交差点にかけては、センターラインのない狭隘路となり、車種が『リエッセ』に限定されている大きな要因ともなっています。
d0242629_17440800.png
大泉学園小学校

     A-90(既出) 以下 略
d0242629_11015543.jpg
d0242629_17440800.png
大泉学園四丁目
d0242629_11065686.jpg
d0242629_17440800.png
大泉学園八丁目
d0242629_11110710.jpg
d0242629_11133000.png
 大泉学園八丁目〜大泉学園八丁目交差点
d0242629_11153149.jpg
 ここで、沿道で気になったものを2つ。
 その1。「大江戸線延伸…」のポスターは、この界隈のあちこちで目にします。光が丘駅〜大泉学園町駅(仮称)間については、駅の位置を含めて延伸がほぼ確定しているものの、開通時期は未定となっています。
d0242629_12321630.jpg
『大江戸線の延伸計画マップ』(by地図蔵様)を引用の上、当方で加工しています。

 しかし、大泉学園町駅(仮称)以遠については全くの構想段階で、仮に開通させたとしても黒字化は見込めないとされ、「延伸の可能性は限りなくゼロに近い」の声もあります。
d0242629_11133000.png
 その2。エステサロン『キャプテン』前の、気にしている人にとっては身につまされる手書きの看板。
d0242629_13082216.jpg
d0242629_13085231.jpg
d0242629_11133000.png
 大泉学園八丁目交差点
d0242629_13140779.jpg
狭隘路はここまで。道幅の差は歴然。
d0242629_11133000.png
長久保
d0242629_23065000.jpg
〔冒頭の2枚目と同じものです。〕
 乗り過ごしたのか、それとも乗り間違えてしまったのか、運転士にあれこれと尋ねていました。客扱いを終えると、長久保交差点の角に在る操車場で折り返し、対向側の乗り場で客扱いを行います。
d0242629_17440800.png
     A-90(既出) 以下 略
d0242629_13242618.jpg


 大泉北中学校入口東映撮影所前間において、大泉学園駅北口行きは長久保行きとは異なるルートとなります。今回はこの区間は乗車せず、徒歩での探索となりました。以降でそのルートを紹介します。
d0242629_19002195.jpg
d0242629_11133000.png
大泉町六丁目
 ホンダオート練馬の角を左折すると、東映通り東交差点までの間は、センターラインのない狭隘路となります。この通りも双方向通行となっています。
d0242629_06442405.jpg

d0242629_19183672.jpg
d0242629_11133000.png
びくに公園入口
d0242629_19214530.jpg
d0242629_11133000.png
 東映通り東交差点〜妙延寺前間は、長久保行きと同じルートとなります。
d0242629_19244295.jpg
d0242629_11133000.png
d0242629_19313099.jpg
d0242629_11133000.png
大泉学園駅北口(降車場)
d0242629_19411091.jpg
大泉学園駅北口到着便は、この路上が終点となります。
 

 今回泉38系統を取材並びに探索をした感想としては、確かに狭隘区間は存在するものの、以前取材したことがある『松ノ木線』(→リンク)よりは線形は良く思え、後継車種の日野『ポンチョ』でも走行は可能に思えました。
 路線バスにおいては、ノンステップ車やワンステップ車が今や当たり前となっています。『ポンチョ』での代替が行われるのが何よりですが、果たしてどうなるのか、泉38系統の今後の動向が気になります。


〔2019年4月21日 記〕

by tane_mackey | 2019-04-21 20:40 | 路線バス | Comments(2)

Commented by 西武快特 at 2019-06-01 21:34 x
この路線は積み残しが出ることもあるほど混雑するために定員が減るポンチョの導入は見送られています(みどりバス五丁目循環の車両がポンチョからリエッセに変更された際、白塗りのポンチョが運用入りしたことはあります)。
Commented by tane_mackey at 2019-06-02 12:52
> 西武快特さん、コメントをお寄せいただきありがとうございます。ポンチョはノンステップバス故、多客時の詰め込みが効かないということですね。このことは、中・大型車においても聞く話ではありますが…。今回取り上げた泉38系統においては、単に代替車両の問題だけでなく、都営大江戸線の大泉学園町まで延伸された場合も、路線の命運を左右するように思えます。果たして5年後にはどうなっているのか。気になります。