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四日市あすなろう鉄道を訪ねて

 三岐鉄道三岐線の取材後、同じ三重県内を走る四日市あすなろう鉄道を取材しました。

 近鉄四日市駅に隣接するあすなろう四日市駅より、今では珍しくなった軌間762㎜の特殊狭軌(いわゆるナローゲージ)を採用する電化路線、四日市あすなろう鉄道が伸びています。あすなろう四日市〜内部間を結ぶ内部線と、途中の日永より分岐し西日野に至る八王子線とで構成されています。

 歴史を遡ると、1912年から1915年に三重軌道が開業させた四日市市駅〜日永〜八王子村(後の伊勢八王子)と、1922年に三重鉄道が開業させた日永〜内部がルーツとなります。

 その後幾多の変遷の後、近畿日本鉄道(近鉄)の内部線並びに八王子線となりましたが・・・

  1974年07月25日  集中豪雨により八王子線・西日野〜伊勢八王子が不通となり休止
  1976年04月01日  西日野駅を日永駅方に移転し、日永〜西日野(新)が開通。以遠は廃止
  2014年03月27日  四日市あすなろう鉄道設立(近鉄が75%、四日市市が25%出資)
             ※同市が施設・車両を保有する「公有民営方式」を採用
  2015年04月01日  四日市あすなろう鉄道により内部線並びに八王子線の運営開始

 更に2015年より、既存車両のリニューアル並びに新車との置き替えが進められ、2019年1月に冷房化率100%が達成されました。

 以降では、2019年8月11日に取材した際に撮影した画像を紹介致します。

  あすなろう四日市駅
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近鉄名古屋線の高架下に改札口が在ります。


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ホーム上の駅名板


 ここから電車に乗り、分岐点となっている日永駅で途中下車しました。

  日永駅
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ひっそりとした無人駅。


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2・3番線ホームの形状は、富山地方鉄道の寺田駅を想い起こさせます。
右手のホーム(旧4番線)は、八王子線の短縮に伴い廃止されました。


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3種類の軌間(762㎜・1067㎜・1435㎜)でレールを敷設した模擬軌道。
標準軌(1067㎜)用輪軸と、特殊狭軌(762㎜)用台車が置かれています。


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1番線ホーム。2・3番線ホームとは千鳥配置となっています。


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1番線ホームに進入する262F262+181+162)「内部」行き。
この塗色は現標準色で「なろうグリーン」と呼ばれています。

 なお当ブログ上では、便宜上四日市方のMc車260形)の車号を編成番号としています。また当鉄道では、検査等により度々車両の組成換えが行われており、流動的であることも申し述べておきます。


 この車両に乗車して、内部線の終点・内部駅を目指しました。

  泊駅での交換
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右側通行で「あすなろう四日市」行きの264F264+184+161)と交換。


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唯一「なろうブルー」と呼ばれる塗色で残る161


  内部駅
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駅舎外観。あすなろう四日市駅とともに数少ない有人駅です。


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1面1線のホーム。


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唯一の2両編成263F263+164)は留置線でお休み。
ATSの地上子と車上子の設置の仕方に注目!


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車両の検修は、隣接の内部車庫で行われています。

 この後、八王子線・西日野駅へと向かいました。前出の日永駅では、内部線の「あすなろう四日市」行きと八王子線「西日野」行きが接続するよう、ダイヤが組まれています。

  西日野駅
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1面1線の無人駅。

 現在は支線のような存在ですが、路線の歴史上では四日市〜日永〜伊勢八王子が本線格でした。1974年7月25日の集中豪雨により八王子線が不通となった際、八王子線全線の廃止が検討されましたが、利用者の強い存続要望により日永駅〜西日野駅(新)が復旧されました。

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駅前に掲げられている、在りし日の八王子線の解説板。


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僅かに残る、草茫々の廃線跡(?)。

 今回は八王子線の廃線跡の探訪は割愛しました。実のところ、前述の集中豪雨後に道路並びに天白川の改修が行われ、終点だった伊勢八王子駅以外は痕跡はほぼ失われているようです。


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この日はあすなろう四日市〜西日野の運用に就いていた265F265+183+163)
この編成には、「シースルー列車」のヘッドマークが取り付けられています。

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 163はシースルー車両となっています。床の一部が強化ガラス張りとなっており、道床や走行時の車輪の動きを見ることが出来ます。ただし完全な無色透明ではなく、見る角度によっては室内灯が映り込むため、思ったよりも暗く見づらい印象を受けました。


  車内の様子
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 各車両とも、一方向固定の一人掛け座席が左右に設けられており、優先席のモケットはブルーとなっています。冷房装置は床上設置式で、冷風はダクトを介して送られます。


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背摺り脇の取っ手はハート形となっています。


  おまけ〜近鉄四日市駅前のアーケード商店街

 近鉄四日市駅前のビジネスホテルに宿を取りましたが、チェックイン予定時間まで間があったため、アーケード商店街を散策しました。
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一番街商店街
七夕飾り(吹き流し)と「令和」の垂れ幕が吊り下げられていました。

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表参道スワマエ商店街
「東海道 ここは四日市」ののぼり旗が目に付きます。


 翌12日は、同じ三重県内を走るもう一つの特殊狭軌線・三岐鉄道北勢線の取材と相成りました。こちらについては、後日の投稿で紹介させていただきます。


〔2019年8月11日 取材 / 8月24日 記〕

by tane_mackey | 2019-08-24 02:41 | 鉄道 | Comments(0)

三岐鉄道三岐線を訪ねて

 2019年8月11日。三重県のローカル私鉄の一つ、三岐鉄道三岐線(以降では「三岐線」と記す)を訪ねました。
 
 まずは三岐線の大まかな略歴を紹介します。

 【三岐線の略歴】
  1931年07月23日  (国鉄→JR東海)富田〜東藤原間開業
      12月23日  東藤原〜西藤原間延伸
  1937年12月02日  西藤原〜関ヶ原間免許失効
  1970年06月25日  三岐朝明(現 信号場)〜近鉄富田間の近鉄連絡線が開業。
  1985年03月14日  富田駅への旅客列車乗り入れ休止。


  近鉄富田駅
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東口駅舎。近鉄の駅員が居り、三岐線の普通乗車券も発売しています。


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西口駅舎。この画像では判りづらいですが、駅舎はクジラを象った造りとなっています。
三岐線の定期券や1日乗り放題パスは、三岐鉄道の駅員が居る西口でのみ発売しています。
界隈で鯨漁が行われていた歴史があり、8月14・15日には「鯨船行事」が行われます。


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1番線ホームより2・3番線ホームを望む。


2803F2803+2853+2903)
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1番線ホームに到着した準急「四日市」行き。


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3番線ホームに停車する103Fクモハ104
100形は元西武401系。西武時代はパンタグラフ搭載車が偶数となっていました。


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三脚を使用してクモハ103と並んで自撮り(迷惑にならない頃合いで行いました)。


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クモハ103の車体表記。


 遅ればせながら、三岐線内では交通系ICカードは利用出来ません。交通系ICカードを利用して近鉄富田駅で下車した際は、一旦改札口を出てから三岐線の乗車券を改めて購入する必要があります(1日乗り放題パスは西口でのみ発売)。


  103Fの車内にて
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今も残るシルバーシートステッカー。


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「サイクルパス」を表示している時間帯は、車内に自転車を持ち込むことが出来ます。
(近鉄富田を除く各駅にて、乗車券のみで持ち込みが可能です。)


  保々駅&保々車両区
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平屋建ての駅舎
構内に車両区、施設区、CTCコントロールセンターが置かれ、運転の中枢となっています。


保々車両区(敷地外より撮影)
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車両区で整備中の801Fクモハ801モハ802+クハ1802)。800形の種車は元西武701系。
クモハ801・803・805は、西武所沢車両工場にて中間電動車に運転台取り付け改造されました。


保々車両区(敷地外より撮影)
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今年の4月21日より「西武赤電色」で運行開始した803Fクモハ803モハ804+クハ1804)。
電気連結器はダミー。残念ながら、この日は運用に就いていませんでした。


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 検査標記、形式・自重・定員・所属の各表記は、現在の西武鉄道では省略されており見られません。「保」は保々車両区の所属を表していますが、かつての西武鉄道の保谷車両管理所(現 電留線)所属車を彷彿とさせます。


保々駅〜山城駅(敷地外より撮影)
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西武イエローを纏う805Fクモハ805モハ806+クハ1852)の「近鉄富田」行き。
2018年4月26日より、このカラーで運行されています。
805Fのダミーの電気連結器は、西藤原方のクハ1852にのみ取り付けられています。


保々駅
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貨物列車の先頭に立つED5082と顔を並べた851Fクハ1881
851Fの種車も元西武701系。竣工時の編成は、クモハ851モハ881+クハ1851。
800形はFS-342、850形はFS-372 (M車)、FS-072(Tc車)と台車が異なっています。
クモハ851は800形と同様、西武所沢車両工場にて中間電動車に運転台取り付け改造されました。
クハ1881(元西武クハ1238)は、クハ1851(同クハ1796)の事故廃車に伴い代替、組成されました。


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保々駅に進入する805F「西藤原」行き。
前述のとおり、西藤原方のクハ1852にはダミーの電気連結が取り付けられています。
因みに803F(赤電)には、両先頭車にダミーの電気連結が取り付けられています。


  801Fの車内にて
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中吊りされていた西武時代の映像ポスター。


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今はなき西武所沢車両工場の銘板。


  大安駅
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  貨物鉄道博物館(前面展望)
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丹生川駅構内に在り、この日は休館でした。


  伊勢治田駅
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「近鉄富田」行き103Fと交換。


  太平洋セメント藤原工場(前面展望)

東藤原駅〜西野尻駅
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東藤原駅〜JR富田駅間で、貨物列車によるセメント輸送が行われています。
かつては西武鉄道や秩父鉄道でも行われていましたが、いずれも過去のものとなりました。


  西野尻駅
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小さな待合室と短い上屋だけの簡素な駅で、三岐線で唯一の終日無人駅です。


  西藤原駅
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旧員弁郡藤原町。現在は広域合併により、いなべ市に編入されています。


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藤原岳や御池岳への登山口の駅となっています。
岐阜県関ヶ原への延伸はならず、路線は三重県内にとどまりました。


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SLと客車を模した造りの駅舎。簡易郵便局が併設されています。


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E102号蒸気機関車。開業時より1954年まで活躍しました。


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ED22 2号電気機関車。1956年より1984年まで活躍しました。


 藤原岳をバックに走る貨物列車や電車のシーンを撮影すべく、三岐線を訪れるファンは少なくないようですが、今回は乗り鉄をメインとしたため割愛し、お手軽な撮影と相成りました。
 800形2編成が往年の西武カラー(701系新旧冷房改造車色)を纏ったことで、西武鉄道ファンからは一層注目されるようになりました。両編成が行き交うシーンは、今回はお預けとなりましたが、機会があればまた足を運んでみたいと思っています。

【追伸】
 三岐鉄道の車両について詳しく知りたい方は、『三岐鉄道車両図鑑』にアクセスしてみてはいかがでしょうか。三岐線については、過去に所属した車両についても知ることが出来ます。ご参考までに。


〔2019年8月11日 取材 / 8月17日 記〕 

by tane_mackey | 2019-08-17 14:39 | 鉄道 | Comments(0)

西武鉄道の踏切〜「所沢」編

 今回は、西武鉄道の踏切に因んだ投稿です。

 西武鉄道の踏切は、現在は全て「第1種甲」の自動踏切となっており、その全てに名称が付けられています。原則的には「◯◯駅の下り方先端より次駅に向かって◯◯1号、◯◯2号、…と名称が付されています。例えばひばりヶ丘駅が起点の場合は、次駅(東久留米駅)に向かってひばりヶ丘1号、ひばりヶ丘2号、…となります。
 一見合理的に思えますが、複数の路線が乗り入れている場合や支線が分岐している場合は、同名の踏切が複数となるケースや、「なぜ?」と思うややこしいケースが存在してます。
 JRや他社線の踏切においては、目につくところに「△△踏切」の表記がされていることがありますが、西武鉄道においては「興味や関心のない人には気付かれにくい」表記となっています。

 今回取り上げるのは、池袋線と新宿線の2つの本線のジャンクションとなっている所沢(駅)です。駅の直前には都合3つの踏切が在ります。以降では便宜上、池袋線の踏切には[池]を、新宿線の踏切には[新]を冠することとします。
 
 先ずは駅の南方より。果たしてこの踏切は?
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 池袋線の上り電車がやって来ました。原則に従えば、この踏切が[池]所沢1号となり得るのですが、実はそうではありません。


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 新宿線の東村山(駅)方向に目をやると、前方の点線で囲った信号機(踏切動作反応灯と言います)に「7」が記されており、◯◯7号踏切であることを示しています。ここで「判った」と言う人も、謎解きにしばしのお付き合いを。


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 踏切の西側(新宿線側)より望む。横断距離が長く、渡り切れない事態もありえます。そのためか、右側の小屋には踏切監視人が配置されています。


 この踏切は
  [新]東村山7号踏切となります。
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 踏切警標の裏側(線路側)に「村7」と標記されており、これは「東村山7号」を表しています。興味や関心がないと見過ごしてしまうでしょう。ではなぜ[新]東村山7号の名称となったのでしょう。旧・川越鉄道の国分寺〜川越間の開通は、西武鉄道では最も古く(1895年3月開通)、旧・武蔵野鉄道の池袋〜飯能間が開通したのは、約20年後の1915年4月のことで、路線の歴史に基づいたのは明白です。


 今度は駅の北方より。

 [新]東村山7号踏切については、いささか勿体ぶった紹介となったので、以降ではややあっさり目に紹介させていただきます。

 こちらが
  [新]所沢1号踏切です。
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新宿線の上り電車がやって来ました。

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手前が[新]所沢1号踏切、奥に在るのは[池]秋津5号踏切です。
 

 このカーブの先に在るのが
  [池]秋津5号踏切です。
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[池]秋津5号踏切上より奥の[新]所沢1号踏切を望む。


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 [池]秋津5号踏切で用いられている全方位形踏切警報灯。灯具が円筒形の物は急速に増えていますが、球形の物は今のところ、ここでしか目にしていません。


 以降では、初めに池袋線の所沢△号踏切を紹介させていただきます。

 西所沢駅に向かって次の踏切は
  [池]所沢3号踏切です。
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 [池]所沢3号踏切より所沢駅方向を望む。ここからは徐々に上り勾配となっており、[池]所沢2号踏切が在った可能性は見いだせんでした。
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  [池]所沢4号7号踏切
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  [池]所沢10号踏切
 
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西所沢駅直近の踏切です。なお5の各号の踏切は、統廃合により現存しません。


 次いで新宿線の所沢△号踏切を紹介させていただきます。
 
  [新]所沢2号踏切
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《この画像は、帰途につく際に撮影しました。》
雨が降ってきたため、上り電車からの前面展望のみとなりました。
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  [新]所沢3号踏切
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 所沢3号踏切は、池袋線と新宿線の双方に存在します。この踏切は航空公園駅〜新所沢駅間に在り、かつ同区間唯一の踏切です。原則に従えば航空公園1号となって然るべきなのですが、そうはなっていません。その謎解きは後ほど。

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《この画像は、帰途につく際に撮影しました。》
上り電車からの前面展望はご覧の通り。奥に見える橋上駅が航空公園駅です。
 
 この踏切が航空公園1号とならなかった理由は?

 航空公園駅は、西武鉄道の駅では2番目に若い駅で(1987年5月28日開業)、[新]所沢3号踏切は同駅が造られる以前より存在してました。それもあってか、同駅の開業に際しても、改名は敢えて行わなかったと推察出来ます(関係者が判っていれば、特段の問題はないですし…)。
 
 取り敢えず、今回は「西武鉄道の踏切 その1」とさせていただきます。少しでも興味を持っていただけたら何よりです。


〔2019年4月24日 取材 / 4月30日 記〕 

by tane_mackey | 2019-04-30 11:57 | 鉄道 | Comments(0)

平日1本のみ、本川越発新所沢行き

 桜の開花が進む今日このごろ。期を同じくして、空き地や鉄道用地などで野生化したスミレを目にするようになりました。

入曽駅〜新所沢駅(鉄道用地外より撮影)
                                      2019年3月29日
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 半ば気まぐれに撮影したもので、生憎の曇り空で冴えなかったのが残念でした。撮影時点では特に気に留めていなかったのですが、自宅で画像をチェックすると、平日に1本のみ運行される列車であることを知った次第です。
 この列車の列車番号は5612レで、本川越 10時08分発→入曽 10時21分発→新所沢 10時24分着となっており、新所沢で各停「西武新宿」行き(5820レ)に乗り継ぐことが出来ます。因みに5600番代の列車番号は、本来は西武新宿〜本川越間を運行する各停に割り当てられており、5612レのみが唯一の例外となっています。

 今回紹介した列車は、当年3月16日付のダイヤ改正により誕生しました。なお土休日については、5606レが同時間帯に運行されており、こちらは本川越→西武新宿間の運行となっています(本川越 10時08分発→新所沢 10時25分発→西武新宿 11時26分着) 。


〔2019年3月30日 記〕

by tane_mackey | 2019-03-30 01:12 | 鉄道 | Comments(0)

ダイヤ改正でこの光景は…

 今回も小ネタの投稿です。

                        所沢駅     2019年3月2日(2点とも)
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 土曜日の14時台に撮影した、20155F(8両編成)の急行「西武新宿」行きです。来たる3月16日のダイヤ改正により、新宿線において土休日の日中の優等電車(急行準急)は全て10両編成での運行となります。ダイヤ改正によって、8両編成の優等電車が見納めになることはないにしても、捉えづらくなることは間違いないでしょう。
 それ以外では、新宿線系統においては特急電車の増発(土休日夜間)、拝島ライナーの増発(各日夕方)、多摩湖線の増発(各日夕夜間)、新宿線・国分寺線の直通運転の休止(各日日中)などが実施されます(詳細はこちら)。地味ながら、新宿線においてもサービスアップが図られています。

 でも今回のダイヤ改正の目玉は、何と言っても池袋線での新型特急『Laview(ラビュー)』のデビューでしょう。


〔2019年3月9日 記〕

by tane_mackey | 2019-03-09 17:58 | 鉄道 | Comments(0)

ラビュー・デビュー・カウントダウン

 来たる2019年3月16日にデビューする、西武の新型特急電車001系『Laview(ラビュー)』。報道関係者への内覧が行われ、その全貌がかなり明らかとなって来ました。そんな折りの2月19日の朝、所沢駅のコンコースに設けられていたラビュー・デビュー・カウントダウンのコーナーを、手持ちのタブレット端末で撮影しました。
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 デビューに先立つ3月2日・3日の両日、西武球場前駅において『新型特急車両「Laview」お披露目イベント』が開催されます。内覧時間はいずれも9時00分〜15時00分(最終入場は14時00分まで)となっています。なお内覧に際しては、事前にスマートフォンやタブレットへの『西武線アプリ』のインストールと会員登録が必須で、その上で電子入場券(要日時指定、人数制限有り)の発行を受ける必要があります。詳細については、公式WEBサイトのトップページのバナーよりアクサスして下さい。

 走行シーンはこの目で捉えることが出来たので、内装についてもこの日と言わず、この目で確かめて見たいものです。出来れば実際に乗って…


〔2019年2月19日 記〕

by tane_mackey | 2019-02-19 20:50 | 鉄道 | Comments(0)

東京メトロ7101F健在

 東京メトロ(東京地下鉄)7000系は、旧営団地下鉄(帝都高速度交通営団)6000系を基に製造され、1974年に部分開通した有楽町線(池袋〜銀座一丁目)に導入されました。
 01Fから20Fの20編成は当初5両編成で運用され(基本編成)、その後の路線の延伸並びに輸送力の増強に伴い、中間車5両を組み込んで10両編成化されました。基本編成の側窓がアルミサッシの2段窓であったのに対し、組み込まれた中間車5両の側窓は天地寸法が拡大された1段下降窓とアンバランスでした。後の更新修繕により、基本編成の側窓は天地寸法はそのままに1段下降窓化され、外観的な違和感はかなり解消されています。
 東京メトロ7000系は、最盛期には34編成340両を数えましたが、現在は10両編成6本(01F・02F・04F・05F・10F・18F)、8両編成15本となっています。
 それを反映して、西武線内で7000系に遭遇する機会はひところより減っていますが、トップナンバーの7101Fの姿を捉えることが出来ました。

                    ひばりヶ丘駅      2018年9月1日(2点とも)
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ひばりヶ丘駅を発ち、新木場へと向かう7101F
 
 西武の2101F・2103F・2107F(いずれも1977年竣工)よりも車齢は上ですが、腐食に強いアルミ合金製車体であることと、10両編成であることで有楽町線と副都心線の両方で使うことが出来、まだまだ活躍するシーンは見られそうです。 


〔2018年9月2日 記〕

by tane_mackey | 2018-09-02 14:24 | 鉄道 | Comments(0)

小湊鉄道完乗

 2018年8月19日(日曜)。かねてより興味はあったものの、今までなかなか足が向かなかった小湊鉄道を訪ねるべく、乗換駅であるJR内房線の五井駅で下車しました。

 JR五井駅より小湊鉄道ホームを望む
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 小湊鐵道線内は交通系ICカードは利用出来ません。行きつ戻りつしながら全線完乗を目指していたこともあり、連絡跨線橋の切符売場で一日乗車券を購入しました。


 サボ
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現在でもサボ(行き先票)が日常的に使用されています。


 五井機関区を望む
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 気動車はキハ200型のみが14両在籍(他に、現在は車籍がないキハ5800を保管)。トップナンバーの201は1961年12月に、ラストナンバーの214は1977年9月にそれぞれ製造され、実に約16年をかけて増備並びに旧型車との置き換えが行われました。


 キハ214の車内銘板
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 現在は全線禁煙であり、「五井ー上総牛久間」の表示札には、目隠しシールが貼られていた跡がありますが、剥がれたままになっていました。


 小湊鉄道五井駅ホームにて
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 海士有木駅の駅名板
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 千葉急行電鉄(既に清算)により、千葉中央〜海士有木間の路線建設が目論まれたものの、開通したのは現在の京成千原線(千葉中央〜ちはら台)10.9kmにとどまり、海士有木までの延伸は全く見通しが立っていません。


 車掌カバン
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 小湊鉄道はワンマン化は行われていません。無人駅が多く、車掌はこまめに車内精算業務を行っていました。がま口を大きくしたような車掌カバンも、車内補充券に鋏を入れるシーンも、小湊鉄道では今でも日常的に見られます。
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 五井行き単行列車との離合        
                         馬立駅 
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 車内ロケ
                     上総川間駅→上総鶴舞駅
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 私の向かい側に座っていた人は席の移動をお願いされ、程なく車内でのロケが開始されました。撮影された画像はどのように使われるのでしょうか?
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 上総鶴舞駅
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乗ってきた11Aレ 養老渓谷行きを見送る。


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五井方面を望む。対向ホームが使われなくなってからの時の長さが窺えます。


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五井方の池和田踏切より駅を望む。


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 上総鶴舞駅舎。勝手ながら、立ち寄っていたライダーとその方の愛車もフレームに収めさせて頂きました。余談ですが、車種はヤマハのスポーツツアラーFZ1 fezarです。


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 駅舎の入口には、真四角ではない木の板に手書きの駅名板。木製のラッチと、駅務室には昭和のテレビが残されていました。同駅は『関東の駅100選』に選ばれており、小湊鉄道では人気の高いスポットとなっています。

 駅構内には、かつて電気事業を行っていた当時の旧発電所が在るとのことですが、見逃してしまいました。

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 上総牛久駅
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 左は乗ってきた18Aレ 五井行き。右は『里山トロッコ』。先頭は、かつて活躍していたコッペル型蒸気機関車4号機を復刻したディーゼル機関車です。

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 短い4両の客車(ハフ101ハテ101ハテ102クハ101)と編成を組みます。運行は上総牛久〜養老渓谷間で、途中里見駅と月崎駅に停車します。復路はこの編成のまま、クハ101の運転台からの遠方制御によるバック運転となります。なお乗車の際には、乗車券のほか別途整理券(大人、子供とも500円)が必要です。


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1番線ホームより駅務室を望む。


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駅舎の造りには、上総鶴舞駅(前出)と共通点が見られます。


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 国道409号線(房総横断道路)。前方の交差点を左に行くと上総牛久駅です。シャッターを降ろした商店が目に付きます。

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 上総三又駅
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五井〜上総牛久間に在る中間駅では唯一の棒線駅です。


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 駅舎は木造の簡素な造りです。このような駅でも駅務室を備えており、かつては駅員が配置されていた証です。


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 やって来たのは数少ない上総中野行き(17Aレ)。上総中野方に団体貸し切りの『歌声列車』を連結した3連での運行です。到着後すぐに発車するかと思いきや暫く停車し、定刻12時41分発のところを3分ほど遅れてここを後にしました(★)。

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 上総三又駅を出発して程なく、私が乗った中間のキハ203の窓開けを車掌がバタバタと始め、乗客にも協力を呼びかけていました。この車両の冷房装置が不具合を起こしたがための処置でした。この日はカラッとした暑さであったため、窓開けと扇風機でもさほど不快には感じませんでした(個人差があります)。
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 里見駅にて
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 上総牛久〜上総中野間においては唯一の交換可能駅です。腰をかがめている2名の乗務員は、何とか冷房装置を復旧させようと試みているようです(結局は復旧はなりませんでした)。
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 難読駅
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いわゆる難読駅の一つ。「飯給」と書いて「いたぶ」とは、普通はまず読めません。
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 養老渓谷駅のパンパスグラス
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 駅名板のそばに生えている背の高い草が、イネ科の「パンパスグラス」(和名は「シロガネヨシ」)です。
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 上総中野駅
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ここまでやって来る小湊鉄道の列車は平日6本、土休日5本と少ない。


     1145 袖ヶ浦200 か 11-45 KC-RM211GSN(日産D / 富士重) 年式不明 ※形式は推定     
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 ログハウス風の駅舎を構える無人の終着駅。駅前のバスは小湊鉄道バス。竹を斜め切りしたような建物は公衆トイレです。同駅でいすみ鉄道に乗り継いで房総半島を横断出来ますが、今回は見送りました。


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いすみ鉄道の列車も到着し、無人の終着駅は一時賑わいます。


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 いすみ鉄道キハ20 1303。キハ300形をベースにしつつ、前面は旧国鉄のキハ20形を意識したデザインとしています。塗色も旧国鉄気動車の標準色を採用しています。
 一方の小湊鉄道のキハ200形は、旧国鉄のキハ20形の基本設計を基に製造され、前面をいわゆる「京成顔」とするなどの独自色を出しています。

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 上総大久保駅の壁画
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 待合所の壁には、地元の小学生による『となりのトトロ』の絵が描かれています。バス停は駅名に因み「大久保」となっています。駅名板の表記が「かづさ」となっているのに注目。
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 月崎駅の風鈴
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 停車時間がほとんどなく、ホームに降りるや否やカメラをろくすっぽ構えることなくシャッターを切ったため、画像はかなりブレてしまいました。雰囲気が伝わればと敢えて載せました。
 長らく無人化されていましたが、『里山トロッコ』の停車駅となったのに伴い、職員が配置されるようになりました。同駅の南東約2kmの養老川沿い(市原市田淵)で、磁場逆転地層の存在が明らかになりました。世界的に希少で、学術的に認定されれば正式に「チバニアン」と命名される運びです。
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 五井駅ホームに響く歌声
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 『歌声列車』の乗客たちは、列車を降りた後もホームに留まり、キーボードやバイオリンの演奏に合わせて合唱を行っていました。 

 比較的短時間でしたが、初めて訪れた小湊鉄道の五井〜上総中野間の全線完乗を果たすことが出来ました。いすみ鉄道に乗り継いでの房総半島横断は、またの機会と相成りました。
 

〔2018年8月19日 / 8月29日 記〕

by tane_mackey | 2018-08-29 06:59 | 鉄道 | Comments(0)

二俣新町デルタ

 2018年7月15日。連日の猛暑の中、JR京葉線の二俣新町駅に足を運びました。二俣新町駅は「各停」のみが停車し、駅前には工場や倉庫などの企業関連の施設ばかりが目につき、京葉線では最も利用者が少ない駅となっています(2017年度の1日平均乗車人員4,724人)。

 この駅の最大の特徴は、ホームのある主本線と武蔵野線との連絡用の2本の支線により、線路配置がデルタ状になっていることです。
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《Googleマップを利用の上、当方で加筆を行っています。》

 因みに黄色が主本線、紫色が高谷支線、赤色が二俣支線となっており、二俣新町駅は武蔵野線との直通電車に完全スルーされてしまいます。


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二俣新町駅に停車する下り電車(海浜幕張行き)。


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二俣新町駅を通過する下り特急「わかしお」7号 (安房鴨川行き)。


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南方向を望む。


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ホーム上の待合室。


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南船橋駅方向を望む。分岐する高架線は二俣支線。


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二俣支線を行く武蔵野線直通「府中本町」方面行き電車。


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高谷支線を行く「東京」直通電車。


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駅の外観。出入口は北側(国道373号線側)のみに在ります。


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駅前には奥のコンビニ以外には商店は在りません。


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 バス停は2本ともさくら高速バスのもの。道路事情の絡みからか、一般の路線バスは乗り入れておらず、客待ちタクシーも見かけませんでした。


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 屋根付き歩道を進んでいくと、国道373号線並びに高速道路をアンダーパスするための地下道の入口が在ります。


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高谷支線と二俣支線とが合流する西船橋駅方向を望む。


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 京成トランジットバス二俣01系統(二俣新町駅入口〜本八幡駅)のバス停。駅の出入口からは500m余り離れています。7月16日のダイヤ改正に伴い、減便となりました。


 車窓からの眺めをデジカメで動画撮影し、スナップショットしたものを紹介します。なお、画質は余り良くはありません。

 まずは、二俣支線を行く武蔵野線「府中本町」行き電車からの眺めを。
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 高谷支線を行く「東京」行き直通電車から眺めると…
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 主本線と高谷支線、二俣支線とからなるデルタ線は、そもそもは武蔵野線と京葉線との貨物輸送を円滑に行うために設けられたものです。武蔵野線との直通電車が二俣新町駅を華麗にスルーしていくさまは、趣味的には面白いと思いますが、駅の利用者にとっては改善して欲しいところでしょう。もっともそれを実現させるには、駅周辺の大規模再開発が行われ、大きな町が出現しない限りあり得ないことでしょう。
 

〔2018年7月15日 取材 / 7月23日 記〕

by tane_mackey | 2018-07-23 00:56 | 鉄道 | Comments(0)

6102F、シングルアームパンタグラフ化

 武蔵丘車両検修場での定期検査に伴い、6102Fがシングルアームパンタグラフ化され、今月出場しました。本日(2018年7月8日)、その姿を捉えることが出来ました。

                     武蔵砂川駅(2点とも)
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 従来の菱形パンタグラフ(PT-44)より、シングルアームパンタグラフ(PT-7116)に換装されました。新宿線専用車であることから、鋼体架線用の舟体である必要はなく、よって近年の新2000系に倣ってパンタグラフの換装が行われたようです。なお、屋根上の通風器の撤去は実施されていません。
 地下鉄直通車に比して代わり映えのしない印象だった新宿線用6000系。今となっては希少な原型車ですが、今般のシングルアームパンタグラフ化により、6102Fは新たな個性を得ました。


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 VVVF制御装置の更新は見送られたらしく、「6000系の個性」でもある甲高い起動音を発しながら、武蔵砂川駅を出発して行きました。

 
〔2018年7月8日 記〕

by tane_mackey | 2018-07-08 23:52 | 鉄道 | Comments(0)