四日市あすなろう鉄道を訪ねて

 三岐鉄道三岐線の取材後、同じ三重県内を走る四日市あすなろう鉄道を取材しました。

 近鉄四日市駅に隣接するあすなろう四日市駅より、今では珍しくなった軌間762㎜の特殊狭軌(いわゆるナローゲージ)を採用する電化路線、四日市あすなろう鉄道が伸びています。あすなろう四日市〜内部間を結ぶ内部線と、途中の日永より分岐し西日野に至る八王子線とで構成されています。

 歴史を遡ると、1912年から1915年に三重軌道が開業させた四日市市駅〜日永〜八王子村(後の伊勢八王子)と、1922年に三重鉄道が開業させた日永〜内部がルーツとなります。

 その後幾多の変遷の後、近畿日本鉄道(近鉄)の内部線並びに八王子線となりましたが・・・

  1974年07月25日  集中豪雨により八王子線・西日野〜伊勢八王子が不通となり休止
  1976年04月01日  西日野駅を日永駅方に移転し、日永〜西日野(新)が開通。以遠は廃止
  2014年03月27日  四日市あすなろう鉄道設立(近鉄が75%、四日市市が25%出資)
             ※同市が施設・車両を保有する「公有民営方式」を採用
  2015年04月01日  四日市あすなろう鉄道により内部線並びに八王子線の運営開始

 更に2015年より、既存車両のリニューアル並びに新車との置き替えが進められ、2019年1月に冷房化率100%が達成されました。

 以降では、2019年8月11日に取材した際に撮影した画像を紹介致します。

  あすなろう四日市駅
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近鉄名古屋線の高架下に改札口が在ります。


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ホーム上の駅名板


 ここから電車に乗り、分岐点となっている日永駅で途中下車しました。

  日永駅
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ひっそりとした無人駅。


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2・3番線ホームの形状は、富山地方鉄道の寺田駅を想い起こさせます。
右手のホーム(旧4番線)は、八王子線の短縮に伴い廃止されました。


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3種類の軌間(762㎜・1067㎜・1435㎜)でレールを敷設した模擬軌道。
標準軌(1067㎜)用輪軸と、特殊狭軌(762㎜)用台車が置かれています。


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1番線ホーム。2・3番線ホームとは千鳥配置となっています。


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1番線ホームに進入する262F262+181+162)「内部」行き。
この塗色は現標準色で「なろうグリーン」と呼ばれています。

 なお当ブログ上では、便宜上四日市方のMc車260形)の車号を編成番号としています。また当鉄道では、検査等により度々車両の組成換えが行われており、流動的であることも申し述べておきます。


 この車両に乗車して、内部線の終点・内部駅を目指しました。

  泊駅での交換
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右側通行で「あすなろう四日市」行きの264F264+184+161)と交換。


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唯一「なろうブルー」と呼ばれる塗色で残る161


  内部駅
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駅舎外観。あすなろう四日市駅とともに数少ない有人駅です。


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1面1線のホーム。


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唯一の2両編成263F263+164)は留置線でお休み。
ATSの地上子と車上子の設置の仕方に注目!


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車両の検修は、隣接の内部車庫で行われています。

 この後、八王子線・西日野駅へと向かいました。前出の日永駅では、内部線の「あすなろう四日市」行きと八王子線「西日野」行きが接続するよう、ダイヤが組まれています。

  西日野駅
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1面1線の無人駅。

 現在は支線のような存在ですが、路線の歴史上では四日市〜日永〜伊勢八王子が本線格でした。1974年7月25日の集中豪雨により八王子線が不通となった際、八王子線全線の廃止が検討されましたが、利用者の強い存続要望により日永駅〜西日野駅(新)が復旧されました。

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駅前に掲げられている、在りし日の八王子線の解説板。


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僅かに残る、草茫々の廃線跡(?)。

 今回は八王子線の廃線跡の探訪は割愛しました。実のところ、前述の集中豪雨後に道路並びに天白川の改修が行われ、終点だった伊勢八王子駅以外は痕跡はほぼ失われているようです。


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この日はあすなろう四日市〜西日野の運用に就いていた265F265+183+163)
この編成には、「シースルー列車」のヘッドマークが取り付けられています。

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 163はシースルー車両となっています。床の一部が強化ガラス張りとなっており、道床や走行時の車輪の動きを見ることが出来ます。ただし完全な無色透明ではなく、見る角度によっては室内灯が映り込むため、思ったよりも暗く見づらい印象を受けました。


  車内の様子
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 各車両とも、一方向固定の一人掛け座席が左右に設けられており、優先席のモケットはブルーとなっています。冷房装置は床上設置式で、冷風はダクトを介して送られます。


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背摺り脇の取っ手はハート形となっています。


  おまけ〜近鉄四日市駅前のアーケード商店街

 近鉄四日市駅前のビジネスホテルに宿を取りましたが、チェックイン予定時間まで間があったため、アーケード商店街を散策しました。
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一番街商店街
七夕飾り(吹き流し)と「令和」の垂れ幕が吊り下げられていました。

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表参道スワマエ商店街
「東海道 ここは四日市」ののぼり旗が目に付きます。


 翌12日は、同じ三重県内を走るもう一つの特殊狭軌線・三岐鉄道北勢線の取材と相成りました。こちらについては、後日の投稿で紹介させていただきます。


〔2019年8月11日 取材 / 8月24日 記〕

by tane_mackey | 2019-08-24 02:41 | 鉄道 | Comments(0)

三岐鉄道三岐線を訪ねて

 2019年8月11日。三重県のローカル私鉄の一つ、三岐鉄道三岐線(以降では「三岐線」と記す)を訪ねました。
 
 まずは三岐線の大まかな略歴を紹介します。

 【三岐線の略歴】
  1931年07月23日  (国鉄→JR東海)富田〜東藤原間開業
      12月23日  東藤原〜西藤原間延伸
  1937年12月02日  西藤原〜関ヶ原間免許失効
  1970年06月25日  三岐朝明(現 信号場)〜近鉄富田間の近鉄連絡線が開業。
  1985年03月14日  富田駅への旅客列車乗り入れ休止。


  近鉄富田駅
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東口駅舎。近鉄の駅員が居り、三岐線の普通乗車券も発売しています。


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西口駅舎。この画像では判りづらいですが、駅舎はクジラを象った造りとなっています。
三岐線の定期券や1日乗り放題パスは、三岐鉄道の駅員が居る西口でのみ発売しています。
界隈で鯨漁が行われていた歴史があり、8月14・15日には「鯨船行事」が行われます。


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1番線ホームより2・3番線ホームを望む。


2803F2803+2853+2903)
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1番線ホームに到着した準急「四日市」行き。


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3番線ホームに停車する103Fクモハ104
100形は元西武401系。西武時代はパンタグラフ搭載車が偶数となっていました。


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三脚を使用してクモハ103と並んで自撮り(迷惑にならない頃合いで行いました)。


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クモハ103の車体表記。


 遅ればせながら、三岐線内では交通系ICカードは利用出来ません。交通系ICカードを利用して近鉄富田駅で下車した際は、一旦改札口を出てから三岐線の乗車券を改めて購入する必要があります(1日乗り放題パスは西口でのみ発売)。


  103Fの車内にて
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今も残るシルバーシートステッカー。


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「サイクルパス」を表示している時間帯は、車内に自転車を持ち込むことが出来ます。
(近鉄富田を除く各駅にて、乗車券のみで持ち込みが可能です。)


  保々駅&保々車両区
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平屋建ての駅舎
構内に車両区、施設区、CTCコントロールセンターが置かれ、運転の中枢となっています。


保々車両区(敷地外より撮影)
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車両区で整備中の801Fクモハ801モハ802+クハ1802)。800形の種車は元西武701系。
クモハ801・803・805は、西武所沢車両工場にて中間電動車に運転台取り付け改造されました。


保々車両区(敷地外より撮影)
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今年の4月21日より「西武赤電色」で運行開始した803Fクモハ803モハ804+クハ1804)。
電気連結器はダミー。残念ながら、この日は運用に就いていませんでした。


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 検査標記、形式・自重・定員・所属の各表記は、現在の西武鉄道では省略されており見られません。「保」は保々車両区の所属を表していますが、かつての西武鉄道の保谷車両管理所(現 電留線)所属車を彷彿とさせます。


保々駅〜山城駅(敷地外より撮影)
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西武イエローを纏う805Fクモハ805モハ806+クハ1852)の「近鉄富田」行き。
2018年4月26日より、このカラーで運行されています。
805Fのダミーの電気連結器は、西藤原方のクハ1852にのみ取り付けられています。


保々駅
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貨物列車の先頭に立つED5082と顔を並べた851Fクハ1881
851Fの種車も元西武701系。竣工時の編成は、クモハ851モハ881+クハ1851。
800形はFS-342、850形はFS-372 (M車)、FS-072(Tc車)と台車が異なっています。
クモハ851は800形と同様、西武所沢車両工場にて中間電動車に運転台取り付け改造されました。
クハ1881(元西武クハ1238)は、クハ1851(同クハ1796)の事故廃車に伴い代替、組成されました。


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保々駅に進入する805F「西藤原」行き。
前述のとおり、西藤原方のクハ1852にはダミーの電気連結が取り付けられています。
因みに803F(赤電)には、両先頭車にダミーの電気連結が取り付けられています。


  801Fの車内にて
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中吊りされていた西武時代の映像ポスター。


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今はなき西武所沢車両工場の銘板。


  大安駅
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  貨物鉄道博物館(前面展望)
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丹生川駅構内に在り、この日は休館でした。


  伊勢治田駅
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「近鉄富田」行き103Fと交換。


  太平洋セメント藤原工場(前面展望)

東藤原駅〜西野尻駅
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東藤原駅〜JR富田駅間で、貨物列車によるセメント輸送が行われています。
かつては西武鉄道や秩父鉄道でも行われていましたが、いずれも過去のものとなりました。


  西野尻駅
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小さな待合室と短い上屋だけの簡素な駅で、三岐線で唯一の終日無人駅です。


  西藤原駅
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旧員弁郡藤原町。現在は広域合併により、いなべ市に編入されています。


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藤原岳や御池岳への登山口の駅となっています。
岐阜県関ヶ原への延伸はならず、路線は三重県内にとどまりました。


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SLと客車を模した造りの駅舎。簡易郵便局が併設されています。


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E102号蒸気機関車。開業時より1954年まで活躍しました。


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ED22 2号電気機関車。1956年より1984年まで活躍しました。


 藤原岳をバックに走る貨物列車や電車のシーンを撮影すべく、三岐線を訪れるファンは少なくないようですが、今回は乗り鉄をメインとしたため割愛し、お手軽な撮影と相成りました。
 800形2編成が往年の西武カラー(701系新旧冷房改造車色)を纏ったことで、西武鉄道ファンからは一層注目されるようになりました。両編成が行き交うシーンは、今回はお預けとなりましたが、機会があればまた足を運んでみたいと思っています。

【追伸】
 三岐鉄道の車両について詳しく知りたい方は、『三岐鉄道車両図鑑』にアクセスしてみてはいかがでしょうか。三岐線については、過去に所属した車両についても知ることが出来ます。ご参考までに。


〔2019年8月11日 取材 / 8月17日 記〕 

by tane_mackey | 2019-08-17 14:39 | 鉄道 | Comments(0)

関東バスを乗り継ぎ、烏山の寺町へ

 2019年7月30日。梅雨明けの猛暑の中をバスを乗り継いで、目的地の最寄りである千歳烏山駅を目指しました。

  石神井公園駅南口荻11系統「荻窪駅」行き

     C835 練馬200 か 32-48 TKG-MK27FHF(三菱ふそう / MFBM) 2016年式
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 敢えて本数の少ない荻11系統を利用しました。この路線は西武バスとの共管路線ですが、平日22本(うち関東バス6本)、土休日20本(同5本)と本数は少なく、今回はその中で数少ない関東バス担当便(平日 12時27分発)に乗車しました。


 道中、熱烈な猛虎ファンの駆る軽ワゴンを目にし、思わず撮影しました。

喜楽沼〜八成橋(たぶん)
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当然ながら、車体側面にはTigersのロゴとマスコットの虎が描かれていました。


  荻窪駅北口
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荻11系統はここが終点。JR荻窪駅の自由通路を通り、南口に移動しました。


  荻窪駅南口
荻60系統
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     E351 練馬200 か 12-03 PB-RM360GAN(日産D / 西工) 2005年式
荻58系統
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経由地の表示が強調され、行き先の「北野」が添え書きのような扱いとなっています。
この荻58系統は、荻54系統(荻窪駅南口〜芦花公園駅)とセットダイヤになっています。


  千歳烏山駅

     E351 (前出)以下 略
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 行き先表示はシンプルに「北野」となっていました。バス停は旧甲州街道上に在り、この1番乗り場から京王線の千歳烏山駅までは、道なりで200mほど離れています。
 ここから寺院通りを行く関東バス烏01系統に乗り継ぐには、奥の信号の在る交差点を渡った、3番乗り場まで移動する必要があります。


     E347 練馬200 か 12-00 PB-RM360GAN(日産D / 西工) 2005年式
烏01系統
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系統番号が枝番付きとなっているのは、五日市街道営業所への入庫便です。


 ここで関東バス烏01系統について紹介しておきます。
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関東バスの路線図より、一部抜粋(コピー)しました。

 この路線は、千歳烏山駅→寺院通り(道路名は寺町通り)→久我山病院→中宿→千歳烏山駅の、時計回りの循環路線となっています。なお、五日市街道営業所への入庫便は、中宿→芦花公園駅→高井戸駅→柳窪を経由して入庫となります。

 今回は千歳烏山駅より久我山病院まで乗車し、経路を遡るように徒歩で取材を行いました。なお画像の紹介については、バスの進行方向に従いました。


 千歳烏山駅を出て程なく交差点を右折して、烏山交番横通りに入ります。
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  交番前
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  交番前→烏山中学校
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石材店の大看板。
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  烏山中学校前
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  烏山中学校前→烏山北小学校前(烏山交差点)
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烏01系統のバスは、甲州街道を横切って進みます。

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烏山交差点を抜けると、通りは一方通となります。
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  烏山北小学校前
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  寺院通1番
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  寺院通1番→寺院通2番(寺院通り高速下交差点)
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オーバークロスする高架は中央高速道路です。
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  寺院通2番
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  寺院通3番
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  寺院通4番
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     E831 杉並200 か ・ ・ 66 TKG-MK27FHF(三菱ふそう / MFBM) 2016年式
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E347と入れ替わりやって来たE831を望遠側で捉える。
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  寺院通5番
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5つ続いた寺院通◯番のバス停はここで終了。
バス停そばに、日本女子体育大学第2グラウンドが在ります。
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  北烏山五丁目
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  北烏山五丁目→国学院前
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一方通行の寺町通りはここで終わり、右折して下本宿通りに入ります。
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 この界隈には、國學院大學付属の幼稚園・中学校・高等学校が在ります。鉄筋コンクリート造りのアパート前には国学院前バス停が在ります。
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  久我山病院
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 ここから先は、2車線の松葉通りを南下して千歳烏山駅へと戻ります。なおこの区間については今回は乗車せず、出口側の松葉通り入口交差点での撮影にとどめました。
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  中宿→千歳烏山駅(松葉通り入口交差点)

     E831(前出) 以下 略
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 この烏01系統は、普段は中型車による12分間隔(2台体制)ないしは24分間隔(1台体制)の運行ですが、お彼岸の多客時には臨時増便が行われ、その際には大型車の充当もあるとのことです。

 今回は、関東バスの3路線を乗り継ぐ形としましたが、同様のチャレンジを行う際の最大のネックは、本数の少ない荻11系統になるでしょう。ただ、バスの乗り継ぎにこだわらないのであれば、吉祥寺駅より京王井の頭線と京王線を乗り継ぐルートが、乗り換えロスも少なく妥当かと思います。


〔2019年8月7日 記〕

by tane_mackey | 2019-08-07 15:16 | 路線バス | Comments(0)

ホワイト国除外〜韓国与党議員発言にツッコミ

 2019年8月2日に、日本政府が韓国の「ホワイト国除外」を発表したのは、既にご存知のことでしょう。実際に施行となるのは今月下旬と言われています(今月7日に官報にて公示、21日後の28日に発効の見込み)。
 韓国国内の反発は言うに及ばず、日本国内においても「外交的命題に対して、経済的な報復手段を用いた禁じ手」と言った意見が出ていますが、政治と経済は車の両輪であり、「外交は政治問題だけを取り上げ、経済問題は無関係」の言い分は余りにナンセンスです。今回の措置は、「武力を行使せずに揉め事を解決する」手段としては、むしろ「アリ」だと思っています。そもそも、一方的にパンチを繰り出す韓国の所業には一切触れず、「ホワイト国除外」だけを非難するのは、決して国粋主義者ではない私であっても、首を傾げずにはいられません。本当の禁じ手は「武力による報復(論外)」、「全面禁輸」、「誹謗中傷の流布」、「交流停止」、そして「国交断絶」ではないかと思っています。
 韓国側の過激さを増す反日ヘイトアクションをみると、たとえ「ホワイト国除外」を取りやめたとしても、たとえ謝罪したとしても、状況が好転する可能性はほぼないと言えます。

 なぜなら、日韓関係の2つの命題を同時に成立させようとすると、互いが矛盾する二律背反的な状況に陥ってしまうからです。韓国側の立場で表現するとー
  ①過去の歴史問題は根深く、日本への攻撃の手は些かも緩めず、あらゆる手段を使って追い詰める。
  ②素材分野や工作機械分野での日本への依存度は高く、貿易をする上で日韓間の摩擦はあってはならない。

 韓国側の「喧嘩売るけど、仲良く(貿易)したい」がいかに矛盾に満ちているかは、ちょっと考えれば誰でも判りそうなものですが、いかがでしょうか?

 「悪いのは全て日本」の姿勢、自己中心的な上から目線の言い分、聳え立つほど高いプライドを鑑みると、韓国側が譲歩することは望み薄でしょう。韓国側の挑発に対して、決して日本側からは安易なヘイト返しは起こさず、冷静沈着な外交的返礼に徹して欲しいものです。ただし「男は黙って…」は外交の世界では通じないので、情報発信は饒舌かつ積極的に行なうべきです。

 前書きが長くなってしまいました。YouTubeを視聴していると、「日本の政治の底力」様がアップしていた動画を目にし、そこで取り上げられていた韓国与党のイ・インヨン氏の発言がたいそう気になり、特に気になった部分をスクリーンキャプチャーの上、その画像に上書きを行う形でツッコミを入れてみました。
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取り消し線、テキストの追加、モザイク処理は当方で行いました。
(勝手に弄って申し訳ありません)


お粗末でした。
 
 
〔2019年8月4日 記〕

by tane_mackey | 2019-08-04 02:24 | 政治・経済 | Comments(0)