鎌倉の彼岸花の名所、英勝寺

 彼岸花(曼珠沙華など、数々の異名があります)の名所と言えば、高麗の巾着田(埼玉県日高市)や権現堂公園の権現堂桜堤(埼玉県幸手市)がつとに有名で、私自身も過去に訪れています。他にはないかとネット検索中に見つけたのが、この度足を運んだ鎌倉の英勝寺でした。
 2018年9月23日。FライナーとJRを乗り継いで鎌倉駅で下車。同駅の西口より真っ直ぐ西方向に進み、鎌倉市役所前交差点を右折し、一路北鎌倉に向って歩いて行きます。その道すがら、この日最初の撮影がこの画像でした。

d0242629_23234151.jpg
 現在は住宅兼設計事務所(O設計室)となっているこの蔵は「結(ゆい)の蔵」と名付けられています。元々は秋田県湯沢市の造り酒屋の酒蔵で、1888年に建てられたものです。2004年にほぼ原型のまま移築され、我が国古来の相互扶助制度である「結」に習って現在の形に再生されました。
 英勝寺は、ここから更に北鎌倉(奥)に向かって5分ほど歩いた左手に在ります。下の地図を見れば、それぞれの位置関係が把握出来るでしょう。
d0242629_00091549.jpg
《Googleマップを利用の上、当方で加工並びに加筆を行いました。》


d0242629_00050591.jpg

d0242629_00055156.jpg
 英勝寺に到着。この日は、普段は閉じられている惣門が開放されていました。拝観料(大人300円)を支払い、境内に入りました。


d0242629_00232091.jpg
 山門前より惣門を望む。人力車の車夫が腰を落とし、スマートフォンで彼岸花を撮影していました。恐らくは乗せて来た観光客の物で、サービスの一環で代わりに撮影を行っているのでしょう。


d0242629_00354884.jpg
山門の傍らでは、比較的大株のフヨウ(芙蓉)が花を咲かせていました。


d0242629_00394865.jpg
 山門より仏殿を望む。山門を支える柱は円い礎石に乗っているだけで、固定はされていないとのことです。このほうが地震の影響をもろに受けないのだそうです。

 ここで、現在鎌倉に残る唯一の尼寺である英勝寺の大雑把な歴史に触れておきます。徳川家康の寵愛を受けたお八(→お梶→お勝)は、1616年の家康の死後出家して英勝院と名を改めました。1636年、徳川家より先祖ゆかりの扇ヶ谷の地(太田道灌の屋敷跡)を与えられ、英勝寺が創建されました。詳細な歴史については、拝観の際に配布された「拝観のしおり」に記されていますので、参考資料としてここで紹介しておきます。なお透かしは当方で入れています。
d0242629_20140286.jpg
 ここからは、境内で撮影した彼岸花の画像をメインに紹介させていただきます。
d0242629_20320607.jpg

d0242629_20333265.jpg
奥の建造物は鐘楼で、下部が裾広がりの板葺きの「袴腰鐘楼」は鎌倉では珍しい。


d0242629_20502211.jpg

d0242629_20521418.jpg

d0242629_20524737.jpg
仏殿をバックに。


d0242629_20541203.jpg
背後の源氏山の崖に掘られた岩窟には「三霊社権現」が祀られています。


d0242629_20595018.jpg
切り立った崖と聖観自在菩薩像を収めた祠。


 実のところ英勝寺を訪れたのであれば、重要文化財に指定されている建造物(仏殿、祠堂、山門、唐門、鐘楼)や、境内の竹林をじっくり観ておくべきでしたが、結果的にはほぼ彼岸花鑑賞のみに費やしてしまいました。

 英勝寺は四季を通じて花を楽しめる「花の寺」でもあり、更に秋の紅葉も楽しめます。彼岸花のシーズンは間もなく終わりとなりますが、四季折々の鎌倉を訪れた際には再び足を運んでみたいと思います。


《お断り》予告なく字句の訂正を行うことがあります。何卒ご容赦願います。



〔2018年9月23日 取材 / 9月28日 記〕

by tane_mackey | 2018-09-28 21:34 | お出かけ | Comments(0)

西武電車と彼岸花

 今回も彼岸花に因んだ投稿です。

 西武鉄道沿線で彼岸花と言えば『高麗・巾着田の曼珠沙華』が余りに有名で、沿線以外からも大勢の人たちが訪れ賑わいます。
 その一方、沿線で電車と彼岸花の取り合わせを狙うとなると、ポイントは限られてしまいます。その数少ないポイントの1つが、元加治駅〜飯能駅間の線路端に咲く彼岸花です。と言っても、法面などのところどころで纏まって咲いている状況であり、年によって当たり外れがかなりあります。

 2017年9月24日。電車に乗りながらリサーチしたところ、どうにか絵になりそうなポイントを見つけ、飯能駅より徒歩で赴きました。画像を見れば場所にピンと来る方もおられることでしょう。

 紅の共演
9103F
d0242629_20341329.jpg
 『RED LUKEY TRAIN』こと9103Fと彼岸花との共演です。2014年7月19日のデビューから3年余りが経過しましたが、気が付くと前面にエコマークを掲げて走るのは、今やこの編成のみとなってしまいました。


 地上線運用の6000系と…
6116F
d0242629_20472665.jpg

 この画像だと状況がよく判ると思いますが、ガッチリとした鉄道柵が張り巡らされているため、柵の隙間からカメラを差し入れての苦心の手持ち撮影となりました。

 この投稿が皆様の目に触れる頃、恐らく今年の関東地方の彼岸花は見頃を過ぎていることでしょう。


〔2017年9月24日 取材 / 9月28日 投稿〕

by tane_mackey | 2017-09-28 21:11 | 鉄道 | Comments(0)

武蔵境駅前の彼岸花

今回の投稿は京都を離れ、季節に因んだ小ネタです。

今年も彼岸花の季節がやって来ました。畑で、河川敷で、花壇で、そして賑やかな町中でも、あちこちで開花シーンを目にします。

2017年9月16日。病院からの帰路、バスに乗るべく武蔵境駅前に降り立つと、コンクリート製の大型プランターに植えられた彼岸花が開花し、バスロータリーに色を添えていました。

境03系統(西武バス)
     A9-409 多摩200 か 19-26 PKG-AP35UK(日産D / MFBM) 2009年式
d0242629_09092513.jpg

今日(9月18日)の午前1時頃より、関東地方は台風18号の影響による強い雨と強風に見舞われましたが、その後は朝から台風一過の晴天に。さて、どこへ出かけようか…


〔2017年9月18日 投稿〕

by tane_mackey | 2017-09-18 09:26 | 路線バス | Comments(0)

小ネタ〜自宅近所の彼岸花

2016年9月28日の朝の通勤途上に、自宅から程近いところに咲いていた彼岸花をデジカメで捉えました。

d0242629_01160746.jpg
白色や黄色味を帯びた彼岸花が、黒目川の土手に小ぢんまりと咲いていました。昨年までは、この場所に彼岸花が咲いていたのは目撃しておらず、どうやら最近人の手で植えられたもののようです。
白花や淡い黄色の花は清楚な印象を受けます。真紅の花に混じって咲いていると存在感がより増すのですが、このように白花や淡い黄色の花のみがまとまって咲いているのも、決して悪くはありません。


〔2016年9月29日 記〕

by tane_mackey | 2016-09-29 02:03 | 雑記 | Comments(0)

元加治 — 入間川河岸の彼岸花2014

先日「曼珠沙華臨電」の投稿を行いましたが、今回の投稿はその続きとなります。
流れとしては、撮影後「巾着田に赴き…」となるところでしょうが、実際は飯能駅から上り方面に戻り、1つ目の元加駅で下車しました。

投稿の画像の撮影日は、いずれも2014年9月21日(日曜)です。


 入間川橋梁を渡る6158F             仏子駅〜元加治駅
d0242629_18562845.jpg
入間川に架かる入間上橋(道路橋)からの眺めです。
西武池袋線の入間川橋梁は、鉄橋としては西武鉄道で最長となります。
手前の編成(飯能行き)は、「秩父札所午総開帳」のラッピングを施した6158Fで、11月18日まで運行の予定です。

煉瓦製の橋脚が支える赤錆びた鉄橋は、単線だった当時使われていたもので、複線化に際して下流側に現在の入間川橋梁が架けられ、1969年に切り替えられました。
旧橋梁は用途廃止後も撤去されず、現在に至るまで残されています。

入間上橋を渡り、仏子駅方の河岸へと向いました。


 入間川橋梁を望む(1)
d0242629_19325304.jpg
3年前(2011年)に訪れた時には、築堤の下を歩いて橋梁に近づくことが出来たのですが、今回は茫々に伸びた草に行く手を阻まれ、無理に草をかき分けて行こうとすると、草に埋もれた彼岸花を踏みつけかねず、これより先は築堤上の遊歩道を歩きました。


 入間川橋梁を望む(2)
d0242629_19330818.jpg
築堤の斜面に咲く彼岸花を、滑り落ちないよう注意しながら撮影しました。


 旧入間川橋梁
d0242629_23173692.jpg


 (現)入間川橋梁と20000系飯能行き
d0242629_19545940.jpg
築堤のなだらかな斜面に咲く彼岸花を手前に、入間川橋梁に差し掛かる20000系を捉えました。

更に歩を進め、(現)入間川橋梁の下を抜けると、築堤下には彼岸花が群生する光景が見られました。


 彼岸花の群生
d0242629_23291301.jpg
d0242629_23291411.jpg
d0242629_23291428.jpg
獣道然とした通り道が有り、若干は人の手が入っているようです。


 入間川の流れを望む
d0242629_23291418.jpg
d0242629_23291439.jpg
対岸がそこそこ賑わっていたのに対し、こちら側にはほとんど人はやって来ず、ゆったりのんびりと彼岸花を愛でることが出来、まさに彼岸花鑑賞の穴場スポットでした。


by tane_mackey | 2014-09-28 00:55 | お出かけ | Comments(0)

元加治・入間川河岸の彼岸花

今年は、9月に入ってからも厳しい残暑が続いたせいか、彼岸花の開花が遅れていましたが、先週あたりから私の居住地付近でも、彼岸花の開花が見られるようになりました。
本日(9月30日)、昨年に引き続き巾着田の曼珠沙華(彼岸花の別名)を見に行くべく、西武池袋線のひばりヶ丘駅より飯能行きの電車に乗りました。
出発時は好天だったものの台風17号が接近中で、午後からは荒れ模様になるとの予報が出ていました。
電車が入間川橋梁を渡っている時、入間川の河岸に咲いている彼岸花が目に飛び込んできました。
急遽元加治駅で下車して、彼岸花の咲く場所へと向いました。

手前は単線時代に使われていた旧入間川橋梁、奥が現役の入間川橋梁です。
d0242629_17432478.jpg


入間川橋梁を行く下り電車(東京メトロ10000系)
d0242629_1750468.jpg


旧入間川橋梁と煉瓦製の橋脚
d0242629_17592060.jpg

  (現)入間川橋梁を行く下り電車(新2000系)を垣間見る。
d0242629_1822279.jpg


入間川橋梁を行く下りNRA
  独特のラッピング《☆(ほし)のある町 秩父 長瀞》を施した10107Fです。
d0242629_18181754.jpg


入間川の流れを望む。
d0242629_1835545.jpg


彼岸花をバックに…
  丈の低いコスモスにスポットを当てました。蕾が多く、見頃はこれからです。
d0242629_18482686.jpg


開花前の彼岸花に止まるトンボ
  アキアカネの雌(♀)だと思うのですが…。
d0242629_1965762.jpg


私にとって、ここはまさに穴場スポットでした。
巾着田のような賑わいはありませんが、その分のんびりと過ごすことが出来ました。

なお、台風による天候の悪化が気になり、巾着田の曼珠沙華見物は取り止めました。

by tane_mackey | 2012-09-30 20:04 | 鉄道 | Comments(0)